枕木で囲われた店舗







枕木で囲われた店舗


自然光がきれいな、古木の塀で囲まれたでcafeのような美容室。

コンビニであったテナントの改修である。

よくあるコンビニの形式・・・

- 平屋の大きなワンルームで出入口のある店舗正面のみガラス張り、その軒下に通路幅分のポーチ - 

が残っていた。

外のテラス沿いにに立てた1本1本高さの違う古木の塀は

道路をゆく車や人からの視線を遮って室内側の景観をつくりながら

自然光は取り込めるような高さに設定している。

そのうえで近隣建物の窓の位置や景色の良い風景などの周辺環境を考慮して

1本づつちょうどよいと思われる高さに微調整していった。

新しく出入口を別の外壁面につくり

もともと店舗正面であった外壁面から少し離してそのような囲いを計画したことで

軒下のポーチが部屋から出入りするためのプライベートなテラスになった。

お客さんの待ち時間のためのスペースは仕切らない代わりにかなり広めにして

外のテラスと行き来が出来る自由なスペースとした。

そこにあった空間の質をそのまま受け入れながら以前の個性の強かったテナントを連想させることなく

あたらしい使われ方を自然なかたちで再構成できたのではないかと思っている。