屋外のような屋根の下
熊本駅西口広場 実施設計競技
屋外のような屋根の下 - 熊本駅西口広場 実施設計競技
高さ30mの屋根を設けた開放的な駅前広場。
屋根をかけて雨を遮りながら
屋根の存在を視界から消えるぐらい遠くに浮かせられないだろうか。
屋根は周囲のビルよりも高く浮き
地上レベルでは自然光が良く入り風が吹き抜け植物が育つ
限りなく青空の下に近い屋根の下。
大屋根の下は通常暗く、天井が低い程圧迫感を与えがちだが
上空高く持ち上げることで影が薄くなり、屋根の下に自然光が回り込む。
植物の育つ外のような屋根の下。
新幹線の車内やホームからも広場を見渡しながら遠くの山並みも見渡せ
駅から離れた地域からも大きな屋根とその奥に控える駅舎が見え
既存駅舎と調和を持ちながらどのような位置からも駅への
視認性を妨げることがないように計画した。
広場を囲む民間ビルの中からも広場を見渡せ
駅への様々な人の流れと併せて広場と周辺の一体的なつながりをつくる。
民間ビルで買い物をした人や、オフィスで働く人などがいつでも広場でくつろぐことができる。