瞬間を閉じ込める椅子
瞬間を閉じ込める椅子
その環境に植生している植物を採取し透明樹脂を流し込んで閉じ込めることで
色や姿かたちをそのまま定着させる試み。
閉じ込められた植物は時間が止まったかのようでもあり、
切り取られた水面に浮いているようでもある。
あいちトリエンナーレでの展示を予定しており、
仙台に自生した2013年6月25日の植物そのもが時間と空間を移動し
愛知県に存在することとなる。
様々な葉や花の封入された透明な半球状のお皿のような形状は座面になっており
4本の脚で地面から浮かせて設置されることでレンズ効果を起こす。
座面を上から見ると地表面の像を拡大し、反対に地面には自然光を集め眩い光を落とす。